短く刈り込んだドレッドヘアに白髪が混じる外国人の男が警察署の建物から出てきた。自分を囲む大勢の警察官を虚ろな目で見つめる男……。10月12日、殺人未遂容疑で逮捕されたキューバ国籍のタピア・アギレラ・フリアン・オスカル容疑者(46)だ。「警察によると、事件が起きたのは10月11日の午前5時20分ごろ。横浜市中区の飲食店関係者から、『外国人風の者がナイフで刺された』と通報があり、その後、背中を刺された被害者である32歳の外国籍男性は病院に搬送されました。犯人はその場から逃走していましたが、翌12日の午後に、タピア容疑者が神奈川県警伊勢崎署に出頭し、逮捕されました。調べに対し『ナイフで男性を刺しましたが、殺すつもりはありませんでした』と、容疑を一部否認しているようです。2人は客として店を訪れていましたが、面識があったかはわかっていません。警察が現在も詳しい経緯を調べています」(全国紙社会部記者)現場は、横浜市の歓楽街にあるダンスバーで、連日、多くの外国人客が訪れることで知られている。夜中から早朝にかけてDJイベントなどが頻繁に行われており、この日も大勢の外国人がいたようだ。近隣の飲食店従業員に話を聞いた。「あの店はいつも外国人が多く出入りしています。一度、外国人同士が店先で殴り合いの喧嘩をしているのは見たことがあります。この辺りは、昼間の人通りはほとんどありませんが、夜になると、当該の店と関係がある人物かわかりませんが、通り沿いには観光客ではない外国人が屯(たむろ)していたりして、近くを歩くにはちょっと怖い雰囲気が漂っていますね」ここ数年、外国人同士のトラブルによる殺傷事件が増加しているが、横浜市内も例外ではない。9月27日には、横浜市保土ケ谷区で外国人男性が刺され、その後、死亡した事件が起きている。「警察によると、同日の午後5時前、集合住宅で『家の中から5人くらいが口論する声が聞こえる』と近隣住民から通報があったそうです。警察が駆けつけると1階で外国人とみられる男性が血を流して倒れており、心肺停止状態で病院に搬送されましたが、死亡が確認されています」(前出・記者)その後、被害者はベトナム人男性(30)と判明。警察が駆けつけた際には、集合住宅の前に関係者と思しき2人の外国人男性がいたが、近隣住民が、別の2人の外国人男性が裸足のまま立ち去ったところを目撃している。「外国人犯罪は年々、増える傾向にあります。中でもベトナム人国籍の外国人による窃盗事件などが群を抜いていますが、今年は、中南米国籍の外国人が闇バイトなどで“トクリュウ”型犯罪に手を染める事件も起きています。ただ、今回の横浜市中区で起きた殺人未遂事件の容疑者はキューバ国籍。法務省によると、’25年12月時点で在日キューバ人はわずか313人で、かなりレアなケースといえます」(事件ライター)在留外国人の数は年々増え続けている。今までなかったような国籍の外国人による犯罪も今後、出てくるかもしれない。