シンガポールから金などおよそ70点を密輸しようとしたとして男2人が逮捕されました。逮捕されたのは、群馬県太田市の自称・運送業、田中弘一容疑者(63)と自称・会社役員でバングラデシュ国籍のアリ・ファザー容疑者(61)です。警察によりますと、2人は共謀して今年8月、シンガポールから金のネックレスなどおよそ70点、およそ4100万円を密輸し、関税や消費税などおよそ440万円を免れようとした疑いがもたれています。田中容疑者は金の板やコイン、ネックレスなどあわせて70点を服のポケットに隠して密輸しようとしていたところを成田空港の税関で見つかり、群馬県警に逮捕されたということです。アリ容疑者も、シンガポールから入国しては群馬県内の貴金属買い取り店に金などを頻繁に売却していたということです。2人は別々にシンガポールへの渡航と県内の貴金属買い取り店での売却を繰り返していたとみられていますが、入国の前後には2人が頻繁に会っていたことが確認されているということです。警察の調べに対し、田中容疑者は「税を免れる目的ではありません」、アリ容疑者は「私は無関係です」といずれも容疑を否認しています。警察によりますと、群馬県警が金の密輸を摘発するのは統計が残る1990年以降で初めてだということです。