22日夜、JR長野駅前で男性1人が死亡し男女2人が重軽傷を負った殺傷事件で24日午後、県警は逃げた男の新たな画像を公開しました。 メガネをかけ、頭に白い布のようなものを巻いた男。年齢は20代から40代、身長170センチ前後で白い手袋を身に付けていました。これは県警が24日新たに公開した画像です。 男は事件が発生した数十分前から、現場付近をうろついていたことが捜査関係者への取材で明らかとなっています。 この事件は22日午後8時ごろ、JR長野駅善光寺口で男女3人が男に刃物で刺され、長野市丹波島の会社員、丸山浩由さん49歳が死亡。ほかの男女2人が重軽傷を負いました。 県警は24日、丸山さんは失血死だったと発表しました。左胸の刺し傷は心臓にまで達していたということです。ほかに左の背中にも刺し傷がありました。 稲葉キャスター 「おとといの夜、凄惨な事件が起きてしまったJR長野駅善光寺口です。設置された献花台にはたくさんのお花や飲み物、お菓子が供えられいます」 24日は県警の鈴木達也本部長をはじめ、多くの人が花などを手向け丸山さんの死を悼みました。( 丸山さんは長野市内で小学生のサッカークラブでコーチをしていました。 丸山さんの指導を受けた中学生 「人柄がいいコーチでみんな大好きなコーチだったので悲しい」 「もう一度会いたいって気持ちは強いんですけど、試合を上から見てくれてねって願いを込めてきた」 「初めて会った時もすごく優しくしてくれていて、気さくな方で年も近かったので家族の話を聞いてくれて、子どもたちにもサッカーを一生懸命教えているという話も聞かせてもらって」 「こんなことになってしまったと聞いてどうしてこんなことになっちゃうのかなって。やるせない気持ちでいっぱいです」 3人が襲われた事件で周辺には不安が広がっています。長野市の小学校では24日朝も校門には警察官の姿が…。そして、集団登校は保護者が付き添う対応が取られました。 保護者は 「今までに何もなく子どもたちだけで通っていたのがすごい当たり前だったけど、当たり前じゃないんだなと感じました」 保護者は 「これで週末に犯人が逮捕されなければ、また来週からの対応が長引けば長引くほど難しくなってくると思うので、早く捕まってくれればいいなと思っています」 長野市教育委員会によりますと、23日は市内の小中学生およそ2800人、24日はおよそ2000人が登校を控えたということです。市教委では登校を控えても欠席扱いにはしないとしています。