格闘技イベント『BreakingDown14.5』 2025年1月25日(土)都内某所 ▼第4試合 Breaking SLAP 〇レオ KO ※3発目 ●シェンロン 日本初のパワー・スラップ(ビンタ大会)として行われる一戦。記者会見で乱闘騒ぎを起こした危険な2人のマッチアップとなった。 悪童レオは東大阪の不良で、親父狩りで少年院に入った経歴を持つ。BD9の西島恭平戦でデビューし、判定負けもプロキックボクサー相手に果敢に攻撃する姿が称賛された。そしてBD9.5では、欠場のジョリーに代役として急遽シェンロンと対戦。延長6ラウンドの死闘となり、ヒザ蹴りで左目を負傷してのTKO負けとなった。BD10ではせーやに判定勝ち。BD11では咲人と対戦も、ノーコンテストに終わっている。 一方のシェンロンは、過去に服役経験がある喧嘩自慢。地下格闘技で実績を積み、BD9にて行われた[喧嘩自慢団体対抗戦]の大阪代表の一人で、北関東の尾田優也とバチバチの打ち合いをして盛り上げたことで注目されることに。BD9.5はレオにTKO勝ちも、BD10で村田将一にTKO負けを喫した。24年3月に恐喝容疑で逮捕されるも不起訴となり、今回が禊マッチとなる。 交互に3回ずつのビンタで、ダメージを競うBreaking SLAP。コイントスでビンタの先制権を勝ち取ったのは、シェンロンだ。レオは右手を前日会見の乱闘騒ぎで負傷したという。左手で行うようだ。シェンロンは左利きだが、右手で行うと宣言。 まずシェンロンは「失神させるから」とパフォーマンス。レオは「見たら分かるようにシャブ中だ」と返した。 1発目、シェンロンの右のビンタ。痛そうに見えたレオだが、表情を変えず。レオは「本気でやれよ。今から失神させる」と宣言しフルスイング。シェンロンは効いていないとマウスピースを吐き出した。 2発目。シェンロンの右が目の辺りにヒットして、レオがアピール。ジャッジ陣が話し合い、マイナス1ポイントを宣告。レオは「反則しかできないのか」と怒り、お返しの一発も「効かんわ」と挑発する。 3発目。シェンロンのビンタが、またしても目の辺りに直撃。「わざとちゃう。今から3発受けたるわ」とシェンロン。これが受け入れられて、まさかの3連続ルールに変更。そしてレオの1発目でシェンロンがグラリ。2発目で揺らぎ、3発目で失神KOとなった。 勝利したレオは「みたか。俺が大阪で一番や。カッコよくないわ、あんなやつ」とマイクでアピールした。さらに「今日までイライラすることが多かった。俺は群れないで一人でやるから。それと、ダナ・ホワイト社長、俺とパワー・スラップやれ。パントージャでもいい。あとは、梅野源治。ああいつ奴らをボコボコにしてやる」と宣言した。