犯罪に使われると知りながら、特殊詐欺グループに電話転送サービスを提供した疑いで県警に逮捕された30代の男が7日送検されました。 電子計算機使用詐欺ほう助などの疑いで送検されたのは、住所不定の建設作業員、日高摩琴容疑者(31)です。 日高容疑者は総務大臣の認可を得ずに電話転送サービスを運用し、去年6月、大分市の女性から、現金およそ84万円をだまし取った特殊詐欺グループに提供した疑いが持たれています。 警察によりますと、日高容疑者の運用していたサービスのうち、およそ230個の電話番号が特殊詐欺事件に使用され、被害は全国で300件ほど、総額は5億円に上るとみられています。