「みかじめ料要求断って」岐阜市・柳ケ瀬で暴力団排除啓発 県警、風俗店の用心棒代授受で逮捕事例も

岐阜県警組織犯罪対策課と岐阜中署は、岐阜市柳ケ瀬地区で暴力団排除に向けた巡回指導を実施し、みかじめ料の要求などに応じないよう呼びかけた。 同地区は県暴力団排除条例で特別強化地域に指定されており、県警は今月、風俗店の用心棒代などを授受したとして、暴力団幹部の男ら3人を逮捕した。 巡回指導には課員と署員の25人が参加。柳ケ瀬地区の飲食店やスナックなどを回り、みかじめ料を要求されていないかを確認し、啓発チラシを配った。チラシを受け取った飲食店店主の女性(49)は「店を始めたころは怖かった。要求があっても、きっぱり断る」と話した。 条例では、みかじめ料を支払った店側も罰せられるが、支払いを自ら申告した場合は刑が減免される。同課の担当者は「困ったことがあれば警察に相談してほしい」と話した。 (野田祐治)

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