去年7月、自治会関連の2つの口座から現金計46万円を自分の口座に入金して横領したとして75歳の元佐賀市議の男が再逮捕されました。 元佐賀市議の男は、これまで80代の心神耗弱状態の知人女性から現金をだまし取った準詐欺の容疑やこの女性のキャッシュカードを使った窃盗の疑いで逮捕・起訴されていて、今回が4度目の逮捕となります。 業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、佐賀市川副町に住む元佐賀市議会議員・川崎直幸容疑者(75)です。 川崎容疑者は、 (1) 去年7月5日、佐賀市内の金融機関で自身が管理する「南川副校区自治会長会」名義の口座から現金30万円を払い戻し、そのうち17万円を自分名義の口座に入金して横領した疑い (2) 去年7月19日、佐賀市内の金融機関で自身が管理する「自治会後援会」名義の口座から現金30万円を払い戻しそのうち29万円を自分名義の口座に入金して横領した疑いが持たれています。 川崎容疑者は、これまで80代の心神耗弱状態の知人女性から現金をだまし取った準詐欺の容疑やこの女性のキャッシュカードを使って現金を盗んだ窃盗の疑いでこれまでに3度逮捕されていて、その捜査の過程で、今回の横領事件についての関与が浮上したということです。 取り調べに対し、川崎容疑者は「弁護士と相談した上で話したいと思います」などと話しているということです。 今回で4度目の逮捕となった川崎容疑者は2009年10月から2021年10月まで3期12年にわたり佐賀市議会議員を務めていました。