沖縄県内で飲酒運転の事故が相次いで発生しました。宜野湾市の国道では、飲酒運転の軽乗用車が停止中の原付バイクに追突し、原付バイクを運転していた男性が意識不明の重体です。 警察によりますと、11日午前0時半ごろ宜野湾市野嵩の国道330号で、普天間方面に走行していた軽乗用車が前方で停止していた原付バイクに追突しました。 この事故で、原付バイクを運転していた専門学校生の男性(23)が転倒した際に頭を強く打つなどして病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。 警察は軽乗用車を運転していた沖縄市美里の自称・土木作業員、阿波根勝貴容疑者(41)の呼気から基準値の2倍を超えるアルコールが検出されたことから酒気帯び運転と過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。阿波根容疑者は容疑について「間違いない」と認めているということです。 また、10日午後10時前、北中城村の沖縄自動車道でアメリカ空軍兵が酒を飲んだ状態で普通乗用車を運転し、前を走る軽トラックに追突したとして酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、アメリカ空軍嘉手納航空基地所属の上等兵、ネイサン・オコーナー容疑者(20)です。 この事故で軽トラックの運転手が病院に運ばれましたが命に別状はありません。 呼気からは基準値のおよそ3倍のアルコールが検出されていますが、警察の調べに対してオコーナー容疑者は酒を飲んだことを認めている一方、飲酒の量については一部否認しています。