自宅から3人の遺体…検察「遺体はゴミのように放置」と指摘 殺人などの罪で母親の初公判【香川】

2024年2月、高松市で赤ちゃん3人の遺体が見つかった事件で、殺人などの罪に問われている母親の裁判員裁判が始まり、母親は起訴内容を認めました。 殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、高松市の元風俗店従業員、山下あゆみ被告(36)です。 起訴状によりますと、山下被告は2020年4月、自宅で出産した赤ちゃんの鼻と口をタオルで覆い、窒息死させたなどとされています。また、2018年と2023年にも赤ちゃんを産み落とし、遺体を自宅の押し入れに遺棄したとされています。 高松地裁で開かれた初公判で山下被告は、「間違いありません」と起訴内容を認めました。 裁判では量刑が争点となっていて、検察側は冒頭陳述で、「先に生まれた赤ちゃんの遺体が見つかり、警察に逮捕されることを免れるために、誰にも相談せず抵抗できない赤ちゃんを殺害した。遺体はゴミのように放置されていて、安易で自己中心的な犯行」と指摘しました。 一方、弁護側は山下被告が家族や社会とつながりがなく、その日稼ぎで暮らしていたことや、発達障害などがあったことを考慮してほしいと主張しました。

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