カフェの女性店員の合鍵を無断で作り、自宅に侵入したとして、警視庁は、会社員の宮原亮太容疑者（34）=東京都足立区南花畑2丁目=を住居侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕し、19日発表した。「盗み目的ではなく、どんな下着を身につけているのか知りたかった」と供述しているという。 戸塚署によると、逮捕容疑は昨年12月31日午後6時25分～同8時45分ごろ、東京都新宿区の10代女性が住むマンションの一室に侵入し、下着などを物色したというもの。2人に直接の面識はなかったが、女性は区内のカフェの店員で、宮原容疑者は客だったという。 宮原容疑者は店内で事務所出入り口の暗証番号を盗み見し、店員が不在の間を狙って侵入。女性の荷物から身分証の住所や鍵の番号などを確認し、その情報を元に合鍵を作成、女性宅に侵入していたという。昨年10月以降、女性宅に「10回程度入った」と供述しているという。 宮原容疑者は昨年12月にこの店の事務所に侵入し、別の女性店員の鍵を盗もうとしたとして、建造物侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕された。自宅からは計5本の鍵が見つかっており、署は同様の手口でほかにも犯行を繰り返していたとみて調べている。（三井新）