ウォール街とロビイストがついに中国を見限った…!対中関税をきっかけに加速度的に進行する「米中断絶」、そのヤバすぎる真相

トランプ氏は2月10日に放送されたFOXニュースのインタビューで「1月20日の就任以降に中国の習近平国家主席と電話で協議した。我々は非常に良好な個人的な関係を築いている」と述べたが、中国との首脳会議の開催には言及しなかった。 前編『米中は本当に終わりかもしれない…「関税」がトリガーとなった「民間交流消滅」で起こる、米中断絶のヤバすぎる実体』で指摘したように、米中の本当の分断は、人材交流が止まることで始まる。中国側も米国の話し合いの必要性について再三言及しているが、一向に米国との協議が始まらない。 それは、習近平指導部に米国留学経験者などの「知米派」が少ないことが関係しているだろう。次第に対話が失われている状況は、民間部門でも同じだ。やがて、米中は人材交流の欠乏によって緊張が高まる事態が来るかもしれない。対話の消滅が、局面をますます難しくするのは間違いないだろう。 トランプ大統領の対中関税の発動は、いよいよ米中の本格的な断絶をもたらすことになるだろう。それは、表むきの政治的対立だけでなく、人的交流の欠乏によってもたらされる。 いま、まさにその事態が加速度的に進行していることを、私たちはもっと警戒するべきかもしれない。

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