去年、札幌市内に住む20代の女性宅に侵入し下着を盗んだ疑いで逮捕された33歳の歯科医師の男が、この女性宅に小型カメラを設置し撮影していたとして再逮捕されました。 性的姿態等撮影の疑いで再逮捕されたのは、札幌市北区北12条4丁目の歯科医師・髙濱暁容疑者(33)です。 高濱容疑者は、去年4月から12月の間、札幌市内の20代の女性宅に小型カメラを設置し、撮影した疑いが持たれています。 高濱容疑者は、去年12月、この女性の下着2点を盗んだ疑いで2月4日に逮捕されていて、警察が高濱容疑者のスマートフォンを解析したところ、女性の部屋が記録された複数の画像が見つかりました。 警察は、裏づけ捜査を進め、容疑が固まったとして、25日髙濱容疑者を再逮捕しました。 警察によりますと、高濱容疑者は被害を受けた女性と面識はあったものの、交際するなど親しい関係ではありませんでした。 また、髙濱容疑者は合鍵を入手し犯行に及んだとみられていますが、女性は警察に対し鍵を紛失したり盗まれたりした認識はないと話しているということです。 取り調べに対し、髙濱容疑者は「間違いありません」と容疑を認めたうえで「被害女性の生活を見たかった」などと供述しているということです。 ただ女性宅に設置された小型カメラは、まだ見つかっていないということで、警察は合鍵を入手した手口や犯行の動機を調べるとともに、ほかにも余罪があるとみて捜査を進めています。