トランポリン事業めぐり2800万円収賄か 元福岡県議を容疑で逮捕

福岡県が健康増進の事業として展開する「ケア・トランポリン運動」を巡り、県警は17日、事業の普及を図った見返りに現金約2800万円を受けとったとして、元県議の片岡誠二容疑者(58)を収賄の疑いで逮捕した。また、北九州市のケア・トランポリン販売業者「サンライフ」代表取締役、鬼木義美容疑者を贈賄の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 片岡容疑者は2015年4月の県議選で初当選。2期を務め、23年4月の県議選で落選した。捜査関係者によると、県議在職中だった22年にケア・トランポリン運動の事業普及に関して便宜を図った見返りに、鬼木容疑者から現金を受け取った疑いがあるという。 ケア・トランポリンは、1人用の手すりつき小型トランポリンで、高齢者らがはねながら運動するのに使う。県は19年度から、ケア・トランポリン教室を実施する市町村に助成するなどしてきた。(西岡矩毅)

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