「幼い子どもに性被害について明かさざるを得なかった」 大阪地検トップから性暴力を受けた被害女性が明かす悲痛な胸の内 「私たち家族は地獄のような毎日」

【前後編の後編/前編からの続き】 元大阪地検トップ・検事正の北川健太郎被告(65)による「性的暴行」事件が混迷を極めている。「準強制性交罪」で逮捕、起訴され、初公判で容疑を認めていた被告が昨年末の第2回公判を前に一転無罪を主張。裁判は仕切り直しとなり、次回の期日は未定のままだ。また、被害者である、元部下で女性検事のAさんは昨年10月、本件に関して被告側に捜査情報を漏えいし、また(Aさんを)誹謗中傷する発言を行ったとして、同僚だった副検事を名誉毀損と国家公務員法違反などの疑いで刑事告訴している。 その経緯は【前編】に詳しいが、このように「検察の闇」に挑むAさんを支えたものの一つが家族の存在である。Aさんには夫と子どもがいる。性犯罪を告発するに当たり、Aさんは家族に何を伝えたのか。そして二人の反応は――。【後編】では、夫、そして子どもの支えについて本人が証言する。 ***

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加