サンパウロ州警察によると、今年のカーニバル期間中、サンパウロ市では昨年比で携帯電話盗難が1299件から828件へと36%減少し、窃盗も2255件から1700件へと24%減少したことが明らかになった。 この減少は、覆面警官による潜入捜査、移動交番車の配置、さらにテクノロジーの活用など、警察の多角的な戦略が実を結んだ成果だとされている。特に、覆面警官による犯人逮捕の様子が目撃者によって動画に収められ、SNSで拡散されるなど大注目を集めていると、3日付エスタード紙などが報じている。 サンパウロ州保安局(SSP―SP)によると特撮ヒーロー「パワーレンジャー」のキャラクターに扮した警官グループは、カーニバル期間中に合計7人の容疑者を逮捕し、携帯電話30台を押収した。特に注目を集めたのは、1日にイビラプエラ公園近くで行われていたブロッコ(路上カーニバル)に潜入した警官たちの活躍だ。