リモート捜査!?…いいえ詐欺です!ビデオ通話で“警察手帳”、メッセージで“逮捕状の写真”が届き30歳代女性が106万円被害

青森県内に居住する30歳代の女性が警察官を名乗る男に電話やLINEで送金を指示され、現金106万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。 十和田警察署によりますと、女性は今月7日、スマートフォンに警視庁刑事部捜査二課の「オオタヒロシ」を名乗る男から電話があり、 ・徳島県の岡田グループによる資金洗浄事件で、あなたの口座が出てきた。 ・あなたに詐欺の容疑がかかっている。・徳島県の警察に代わります。 などと言われた後、徳島県警の警察官を名乗る男が電話に出ました。 男の指示で、LINEアカウント「徳島特捜012」を友だち登録すると、LINEのビデオ通話で警察手帳を見せられた上、 ・あなたに逮捕状が出ている。 などと言われ、女性の名前が記された逮捕状の写真がLINEメッセージで送信されてきたということです。 続けて徳島県警の警察官から ・あなたの口座にあるお金が、事件に使われたお金かどうか調べる必要がある。 ・何もなければ、お金は返す。 などと言われ、その日うちに女性は2回にわたり青森県内にある金融機関のATMから、指定された個人名義口座に現金合計106万円を振り込みました。 その後、相手との連絡が途絶え不審に思い、警察に相談して詐欺被害に気づいたということです。 警察は警察機関が、捜査でLINEを使用することや金品を要求することはないとして注意を呼びかけています。

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