インターネットオークションサイトで女児のわいせつな動画を販売したとして、大阪府警は11日、児童買春・ポルノ禁止法違反（提供）などの疑いで、千葉県松戸市のアルバイト、植山優（まさる）容疑者（51）を逮捕したと発表した。「生活費のためだった」と供述し、容疑を認めている。 逮捕容疑は昨年1月、女児の性行為を写したわいせつDVDをネットオークションサイト上に「古写真 人物 ノスタルジック」と称して出品し、販売したなどとしている。 府警によると、植山容疑者は「ネットで（児童ポルノは）もうかると知り、自分もやってみようと思った」という趣旨の供述をしている。少なくとも3年前から1枚1500～2500円で販売していたといい、月平均20万～30万円の売り上げがあったとみられる。 府警は今年2月、植山容疑者の自宅を捜索。自宅から約970枚のわいせつDVDを押収し、うち約9割が児童ポルノのDVDだった。 府警によると、植山容疑者は警察の摘発を逃れようと、ネットオークションサイト上で児童ポルノのDVDを「古美術」「人物写真」と称して出品。商品説明には「懐かしい時代の写真」などと記載していたが、サムネイルには女児の顔写真を使用しており、愛好家が判別できるようになっていたという。