犯人らが名乗ったのは”厚生労働省の職員””警察官””検察官” ニセ電話詐欺で佐賀県江北町の60代男性が2500万円の被害

去年8月から9月にかけ佐賀県江北町に住む60代の男性が、ニセ電話詐欺の被害に遭い2500万円余りをだまし取られていたことが明らかになりました。犯人の男らは”厚生労働省の職員””警察官””検察官”と名乗ったということです。 去年8月19日、江北町に住む60代の男性の携帯電話に、 厚生労働省の職員を名乗る男から「宮城県であなた名義の保険証が使われ、大量の睡眠薬が処分されていることで警察が動いている」 警察官を名乗る男から「詐欺グループを逮捕したところ、犯人があなたから通帳を買ったと話している。白石警察署にはこのことを届けてはならない。潔白を証明するために、オンラインで検察官の取調べを受けてもらう」 などと電話がありました。 さらに、男性は、SNSのビデオ通話で 検察官を名乗る男から「紙幣番号を調べれば犯罪によって得たお金かそうでないかが分かるので、指示する口座にお金を送金するように。潔白が証明されればお金は全て戻ってくる」 などと言われたということです。 話を信じた男性は、去年8月から9月にかけて7回にわたり計2534万円を指定した口座に振り込んだということです。 今年2月に男性が息子に相談して被害が発覚しました。 警察は「電話でお金・口座・送金などの話があれば、詐欺を疑い、家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。

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