三重県四日市市で警察官などをかたる電話をきっかけに70代の女性が3000万円をだましとられる詐欺被害がありました。 警察によりますと、1月、四日市市の70代の女性のスマートフォンに「東京中央警察署」の刑事の「シミズ」をなのる男から「詐欺事件でタカハシという人物を逮捕した。あなたから200万円をもらったと言っているので、あなたの持っているお金が犯罪に使用されたお金か調べる必要がある」などと言われました。 その後、検事の「カネコ」を名乗る男から「捜査に協力してほしい。協力しなければ勾留されるかもしれない」などと言われ、女性は先月6日ごろから、15日ごろの間に、2回にわたって、あわせて3000万円をだまし取られました。 女性は指示されるまま、紙袋に現金を入れて、住宅の出入り口付近に置いていたということです。 約束されていた返金手続きの書類が届かず、女性が警視庁に電話をしたことで、詐欺と発覚したということです。警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。