米国とロシアが「囚人交換」 UAEで「信頼醸成の証し」 米報道

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは10日、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで同日、米露間の1対1の「囚人交換」が実施されたと報じた。米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官が露側の情報機関高官と協議し、両国間の継続的な信頼醸成の証しとして行われた。 同紙によると、露側は米国を拠点とするウクライナの慈善団体に100ドル(約1万4600円)以下を寄付したとして昨年8月に懲役12年を言い渡された米露二重国籍の女性を釈放。米側は引き換えに、機密性の高い電子部品を輸出した容疑で2023年にキプロスで逮捕されたロシアとドイツの国籍を持つ男性を釈放した。【山衛守剛】

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