30日未明、大阪府豊中市で男性が刃物で刺され死亡しました。現場近くで包丁を持っていたとして逮捕された男が「男性を刺した」と話していて、警察が関連を調べています。 30日午前0時半ごろ、豊中市柴原町の集合住宅で、「包丁でおでこを切られた」と男性から警察に通報がありました。警察官が駆け付けたところ、集合住宅の一室で、通報した男性とは別の男性が首などから血を流して倒れていて、その後死亡が確認されました。通報した男性（40代）は命に別条はないということです。 警察は、近くの路上で包丁を持っていたとして、この部屋の住人の杉本孝裕容疑者（52）を現行犯逮捕。杉本容疑者は容疑を認めたうえで「男性を刃物で刺した」と供述しているということです。 同じ集合住宅の住人 「午前0時半から午前1時くらいだと思う。友達とけんかしているくらいにしか思っていなかった。人が殺されているなんて思ってもみなかった」 警察によりますと、男性2人は飲食店で働いていて、客の杉本容疑者に代金の支払いを求めていたとみられ、警察は殺人などの疑いでも捜査しています。