妻の遺体をドラム缶に入れて10年以上放置か 容疑で50歳男を逮捕

埼玉県吉川市のリサイクル会社で4月、回収したドラム缶の中から女性の遺体が見つかった事件で、県警が21日、住所不定無職の男(50)が関与した疑いが強まったとして、死体遺棄容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。遺体は男の妻だといい、県警は特別捜査班を設置し、死亡の経緯も調べる。 捜査関係者によると、男は2011年ごろから今年にかけて、同県所沢市のトランクルームに、ドラム缶に入れた妻の遺体を放置した疑いがある。 トランクルームの料金が未払いとなっていたため、管理会社の依頼を受けたリサイクル会社が4月17日にドラム缶を回収。翌18日にリサイクル会社の従業員が缶を開けて、遺体を見つけたという。 捜査関係者によると、県警はトランクルームの利用者を捜査。契約者として男が浮上した。 県警は4月下旬に道路運送車両法違反の疑いで男を逮捕。その後の捜査で死体遺棄事件についても容疑が固まったため、逮捕したという。(黒田壮吉、小崎瑶太)

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