駅のホームから身を乗り出して電車の運行を妨害したとして、兵庫県警西宮署は23日、威力業務妨害の疑いで、同県西宮市の自称コンサルタント業の男(62)を逮捕した。 逮捕容疑は2日午後11時半ごろ、西宮市田中町の阪神電鉄西宮駅で、ホームから上半身を乗り出して大阪梅田発高速神戸行きの普通電車を緊急停止させ、運転席の窓に手をかけて開けるなどして約3分間にわたり運行を妨害した疑い。「運転士と話をするために電車を離れなかった。妨害したことに間違いない」と容疑を認めているという。 同署によると、男は「三宮まで早いんか」などと声を上げていたという。取り押さえようとした駅員2人の胸ぐらをつかんだため同日、同署が暴行容疑で現行犯逮捕していた。当時、男は酒に酔っていたとみられ、呼気からは1リットル当たり0・45ミリグラムのアルコールが検出されたという。