不正車検疑い4人逮捕 鈴鹿の整備会社社長ら 「事業規模と比べ台数多く」 三重

不正に車検を通したとして、三重県警は9日、道路運送車両法違反などの疑いで、鈴鹿市三日市3丁目、自動車整備会社「リトルガレージ(同市石薬師町)」社長田中正樹容疑者(59)ら男四人を逮捕した。 ほかに逮捕されたのは、共に同社従業員で自動車整備士の津市河辺町、山田幸則容疑者(57)と亀山市井尻町、堀家昌利容疑者(62)の2人と、鈴鹿市稲生塩屋2丁目、自動車販売会社「伊達オート」社長伊達千尋容疑者(57)。 逮捕容疑は5月15―16日、リトルガレージが伊達容疑者から依頼されたトラックの車検で、必要な検査をせずに虚偽の書類を三重運輸支局に提出し、不正に車検を通した疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。 県警によると、田中容疑者らはトラックを車検場に持ち込むことなく車検を通過させたとみられる。 三重運輸支局が3月ごろ、リトルガレージについて「事業規模と比べ年間車検台数がはるかに多く、正規の手続きをしているとは思えない」などと県警に相談していた。 県警は、リトルガレージでほとんどの車が正規の手続きを経ずに車検を通過していたとみて、実態の解明を進めている。

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