大川原化工機冤罪事件は記載なし 警察白書「検証踏まえ今後検討」

29日公表した警察白書には、警視庁公安部が捜査した大川原化工機の冤罪事件についての記載はなかった。警察庁は「警視庁による検証結果などを踏まえ、来年以降に掲載するかどうか検討する」という。 事件は同社幹部の逮捕・起訴後、初公判直前の2021年に起訴が取り消された。起訴取り消しや関係者の削除要請などを受け、警察庁は23年、摘発例としての白書などの記載を削除した。 逮捕・起訴を違法とした東京高裁判決は6月に確定。警視庁と東京地検の幹部が謝罪していた。

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