天理大ラグビー部が、あす8月1日から活動を再開する。6月11日にラグビー部員2人が大麻所持など麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けて無期限の活動自粛が決まり、大学側は今月2日に同部部長の解任および小松節夫監督の職務停止3カ月、部の7月末までの活動停止処分を発表した。活動停止期間が明ける8月1日から再始動する。 捜査当局による尿検査などの結果、他の部員は大麻の所持等が疑われる所見は認められなかった。ラグビー部は今秋リーグ戦出場の意向を持ち、12日に開かれた関西ラグビー協会内の大学リーグ委員会で出場が容認された。関西協会の理事会でも同委員会の決定事項が尊重され、今後は日本協会の最終判断を経て8月初旬にもリーグ戦出場が正式に決まる見通しだ。 同部は関西の強豪として知られ、2020年度の全国大学選手権で初優勝。昨年度は4季ぶり13度目となるリーグ優勝を果たした。6月1日に行われた創部100周年記念試合では早大に36―35で勝利を収めながら、今回の事案によって関西大学春季トーナメントは途中で辞退していた。小松監督の職務停止期間は続くが、今秋のリーグ戦に向け8月1日から再出発を図る。