国税局職員や検察官などを名乗って福井県越前町の70代女性に電話をかけ、現金450万円をだまし取ったとして、坂井市生まれの住所不定・無職の45歳の男が逮捕されました。 警察によりますと、男は氏名不詳者と共謀し、2025年2月18日から3月2日にかけて越前町の70代女性に電話をかけ、国税局職員や検察官、弁護士をかたり「税金の未納がある」「脱税の可能性があり銀行口座が凍結されて使えなくなる」などと不安をあおったうえで「弁護士会が管理する貸金庫で一緒に現金を管理しましょう」と東京都内のアパートに現金450万円を送らせ、だまし取った疑いが持たれています。 調べに対し男は「私のしたことではありません」と容疑を否認しています。 被害女性は現金を2回に分けて宅配便で送り、計1350万円をだまし取られたことが分かっていて、警察が残る被害との関連も調べています。