重傷事故、制限超え速度で信号無視の疑い…千葉県警、警部補に停職6カ月の懲戒処分 横断歩道の高齢者意識戻らず

千葉県富里市で1月、軽乗用車を運転中の交通事故で高齢男性に重傷を負わせたとして現行犯逮捕された千葉県警成田署地域課の男性警部補(60)について、千葉県警は29日、その後の捜査で、制限を上回る速度で信号無視をして事故を起こした疑いが生じたとして、停職6カ月の懲戒処分にした。警部補は同日付で依願退職した。 県警監察官室などによると、警部補は1月13日午前6時50分ごろ、富里市中沢の交差点で、軽乗用車を運転して同署に出勤途中、横断歩道を歩行中の70代男性をはね、外傷性くも膜下出血などの重傷を負わせた。男性は事故当時から現在まで意識が回復しておらず、治療が続いているという。 警部補は自動車運転処罰法違反の過失傷害の疑いで現行犯逮捕された。しかし、目撃車両のドライブレコーダーなどから、警部補の車が現場の40キロ制限を上回り重大な事故を起こす可能性が生じる速度で、赤信号を無視して交差点に進入した疑いが浮上。県警は同法違反の危険運転致傷容疑が相当とみている。現在も在宅で捜査が続けられている。 県警によると、警部補は「交通法規を軽視していた。急いでいたので、いけるだろうと直進してしまった」と供述。「重大な事故を起こしてしまい、被害者やご家族に大変申し訳ない」と話しているという。警部補は県警で約41年間勤務していた。 同室の有賀隆首席監察官は「警察官がこのような重傷事故を発生させたことは誠に遺憾。被害者と関係者に深くおわび申し上げる。職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努める」とした。 (井田心平)

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