国が福祉施設の防犯対策点検を要請 埼玉の老人ホーム2人死亡事件受け 都道府県などへ

埼玉県鶴ヶ島市の老人ホームで入所者の女性2人が死亡した事件を受けて、厚生労働省は都道府県などに対して福祉施設での防犯対策の点検を求める通知を出しました。 埼玉県鶴ヶ島市の老人ホームで15日、入所者の女性2人が死亡した事件では、施設の元従業員だった木村斗哉容疑者(22)が殺人の疑いで逮捕されました。 捜査関係者によりますと木村容疑者は取り調べに対して「暗証番号を入力して鍵を開けた」という趣旨の話をしています。 この事件を受けて、厚労省は都道府県などに対して福祉施設に防犯対策の点検を求める通知を16日付で出しました。 この通知は2016年に神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件を受けて出されたものと同じ内容で、警報装置を解除するための暗証番号を随時、変更して元職員が侵入できないようにすることなどが周知されています。

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