「嫌疑を解消するには、口座にあるお金の紙幣番号を確認しなければならない」 愛知県江南市に住む女性が警察官などをかたる男らに6300万円だまし取られる

愛知県江南市の女性(70代)が警察官などをかたる男らに「紙幣番号を確認しなければならない」などと言われ、現金6300万円あまりをだまし取られたことがわかりました。 警察によりますと江南市に住む女性(70代)のもとに、ことし9月金融機関の職員になりすました男から「あなた名義で口座がつくられている」「逮捕されている男があなたにお金を渡したと言っている」などと電話がありました。 さらにその後、警察官などをかたる男からLINEのビデオ通話などで「あなたの嫌疑を解消するには、口座にあるお金の紙幣番号を確認しなければならない」と言われたということです。 そのため女性は10月1日から27日までの間、指示に従い現金を入れた紙袋を、3回自宅の玄関先に置いたほか、インターネットバンキングで現金を5回にわたり振り込み、計6377万円をだまし取られました。 相手から「定期連絡がある」と言われていた日に連絡がなかったことから女性が不審に思い、被害が発覚しました。 愛知県内の警察官をかたった詐欺の被害額は、ことし1月から9月末までで約37億円にのぼっていて、これは去年の同時期と比べて4倍以上となっています。 警察は「捜査の名目で金銭を要求することはない」と注意を呼びかけています。

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