山梨県内で今月 急激に被害が増えているのが、電話で警察官をかたる詐欺です。 被害額はわずか1か月で2億7000万円に上りますが、巧妙な手口を見破るポイントはどこにあるのでしょうか? 男: 「金融庁があなたの資産を調査する」 この電話を信じた甲斐市の80代の男性がだまし取られたのは、およそ9200万円相当の金塊。 男: 「あなたの電話から迷惑メールが送信され、このままだと逮捕されます」 中央市の40代の男性は、この電話を信じて1億600万円を振り込み、だまし取られました。 巨額詐欺被害のきっかけはいずれも警察官をかたる男からの電話です。 今月、県内で判明したニセ警察官の詐欺は4件で、被害額はおよそ2億7000万円に上ります。 わずか1か月で9月までの9か月間とほぼ同じ電話詐欺の被害が確認されたのです。 県警はニセ警察官と見破るのは “本物の警察官が絶対にしないこと” がポイントだと言います。 山梨県警察本部 生活安全企画課 曽我賢一郎次席: 「警察官がLINEなどのSNSで繋がろうとしたり、ビデオ通話をすることは絶対にありません」 このほか警察が逮捕状などをSNSなどで提示することや、プラスから始まる国際電話を使用することも絶対にないので注意が必要です。 県警は甲府駅の電子掲示板を活用して注意を呼びかけるなど防止対策を強化していています。