民家を燃やそうとしてそばにあった自転車に火を付けた現住建造物等放火未遂の疑いで、兵庫県警東灘署は5日、神戸市垂水区に住むアルバイトの男(28)を逮捕した。署によると、民家の北隣に男の実家があり、調べに対し「両親の不仲が原因で実家を燃やしたかったが、燃えそうなものがなく、隣の家の自転車カバーを燃やした」などと話しているという。 逮捕容疑は、10月26日午後10時10分~25分ごろ、神戸市東灘区の民家敷地内で自転車カバーに火を付け、民家を燃やそうとした疑い。 署の調べでは、男はライターで紙に火を付けて投げ、自転車カバーに燃え移らせた疑いがある。自転車の前かごや前輪の一部が焼けたが、家人が消し止めた。 署は、火災があった前後の時間帯の防犯カメラを精査し、周辺の聞き込みなどと合わせて男が関与した疑いが強まったと判断したという。