11月4日、宮城県石巻市の県道で、事故に遭った男子中学生を乗用車ではねたにもかかわらず、その場から逃げたとして86歳の男が逮捕されました。男は、「人とは思わなかった」と容疑を否認しています。 ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは石巻市鹿又の無職・笠原靖男容疑者(86)です。 警察によりますと笠原容疑者は、11月4日午後5時10分ごろ石巻市鹿又の県道上で、事故に遭い倒れていた中学1年生・須田悠介さん(13)を乗用車ではねてその場から逃げた疑いがもたれています。 警察の調べに対し、笠原容疑者は「何かを踏んだことに間違いないが、人とは思わなかった」などと、容疑を否認しているということです。 須田さんは、笠原容疑者が運転する乗用車にはねられる前に、軽トラックにはねられ、対向車線に倒れていて、警察は軽トラックを運転していた66歳の男も過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しています。 警察が引き続き、当時の状況を調べています。