去年、関東で18件相次いだ一連の強盗事件で、逮捕された首謀者とみられる男4人のうちの1人が「ビリー」と名乗り、被害品を受け取っていたとみられることが分かりました。 一都三県の捜査本部は、福地紘人容疑者(26)や斉藤拓哉容疑者(26)ら4人を、「闇バイト」で集めた実行役と共謀して、去年10月、千葉県市川市の住宅に侵入し、住人の女性の顔などを殴って、ケガをさせたうえ、現金などを奪った疑いで逮捕しました。 この事件では、秘匿性が高い通信アプリ「シグナル」のアカウント9つを指示役が使い分け、犯行の指示をしていましたが、アカウントの1つは「ビリー」と名乗っており、これが福地容疑者のものだったことが、捜査関係者への取材で分かりました。 福地容疑者は、「ビリー」として被害品の回収についても指示を出し、事件の被害品を受け取ったとみられています。 捜査本部は、他の17事件と、4人との関連を捜査しています。