トランプ米政権がベネズエラのマドゥロ大統領を追放し、今後、米国の対ベネズエラ政策を握る首長としてルビオ米国務長官が浮上した。 4日(現地時間)のワシントンポスト(WP)はルビオ長官がマドゥロ大統領を逮捕して全世界に衝撃を与えた「確固たる決意」作戦を企画した核心人物だとし、「ルビオ長官はベネズエラ関連政策に関連してトランプ大統領の右腕の役割をしてきた」と報じた。「(トランプ大統領とルビオ長官)2人が実質的に今回の件を主導した」という説明だ。一部では、トランプ大統領がマドゥロ大統領との交渉も考慮したが、ルビオ長官の強硬な態度で立場を変えたという話も出ている。 ルビオ長官はその間、マドゥロ政権を麻薬・犯罪と関連している不法かつ脅威を与える政権と主張してきた。国務長官となる前の2018年、あるスペイン語圏メディアのインタビューで「米軍を投入してマドゥロを追放するほどの強い論拠がある」と話すなど「政権交代」が目標であることも隠さなかった。2019年にはSNSにリビアのムアマル・カダフィが最期を迎える姿など独裁者の処刑直前の写真を載せたりもした。「ルビオ長官が長く抱えてきた目標がついに実現した」(WP)という報道が出てきた理由だ。 キューバ系移民2世のルビオ長官は、フィデル・カストロ元キューバ国家評議会議長が1953年に起こした「キューバ革命」の前、米フロリダに移住した父母の下に生まれた。反共産主義・反カストロ情緒が強い移民者社会で生まれて育ち、その影響を受けているという。 トランプ大統領はひとまずベネズエラのデルシー・ロドリゲス副大統領に「米国の規則に従う」という条件の下で国政運営を許諾した状態だ。しかしロドリゲス副大統領がマドゥロ大統領側の人物であるうえ、トランプ大統領が「安全な政権移譲まで米国がベネズエラを統治する」と公然と述べたという点で、結局、ルビオ長官がベネズエラ政策を総括するという見方が出ている。 WPは「国務長官であり国家安保補佐官など複数の肩書を持つルビオ長官が今はもうベネズエラ『総督(viceroy)』という最も挑戦的な重責を負うことになった」と説明した。 最も大きな役割は「石油資産管理」とみられる。WPは高官の言葉を引用し「トランプ大統領はベネズエラを運営し、石油資産を管理し、新しい政権を発足させる役割をルビオ長官に任せようとしている」と報じた。流ちょうなスペイン語能力、中南米主要指導者とのネットワーク、ベネズエラ野党圏に対する高い理解度などを兼ね備え、「ベネズエラ統治任務を遂行する適任者に挙げられる」という説明だ。 ただ、直接統治には政治的な負担が伴うだけに、ロドリゲス副大統領に「遠隔指示」をするという見方もある。