都内の踏切で自殺に見せかけて男性を電車と衝突させ殺害したとして、男4人が逮捕された事件で、男性は死亡する前、「約束を守れなかったら死にます」などと男らにLINEを送っていたことが分かりました。 警視庁によりますと、エムエー建装の社長・佐々木学容疑者ら4人は、去年12月、元同僚の高野修さんを車に監禁して、板橋区の踏切に連れて行き、自殺とみせかけ電車と衝突させて、殺害した疑いが持たれています。 佐々木容疑者らは、高野さんに日常的に暴行を加えたり、給料を食料などの現物支給にしたりしていたとみられますが、その後の捜査関係者への取材で、高野さんが「約束を守れなかったら死にます」という趣旨のメッセージや手書きの誓約書の写真を、LINEで送っていたことがわかりました。 警視庁は、佐々木容疑者らが、高野さんを精神的に抵抗できない状況に追い込み、踏切まで連れて行ったとみて調べています。