Danielle Broadway [ロサンゼルス 1日 ロイター] – 1日に開催された第68回米グラミー賞の授賞式では、不法移民に対する厳しい取り締まりを続ける移民・税関捜査局(ICE)を批判するアーティストが相次いだ。 プエルトリコ出身のラッパー、バッド・バニーは「DeBi TiRaR MáS FOToS」で最優秀ラテン・アーバン・アルバム賞を受賞したステージで「ICE OUT(ICEは出て行け)」と主張。「われわれはエイリアンではない」とし、「われわれは人間であり、米国人だ」と訴えた。 バッド・バニーはトランプ政権に批判的な姿勢で知られ、ファンが逮捕される恐れがあることから米国での公演を行っていない。 不法移民の摘発を巡っては、ミネソタ州ミネアポリスで1月7日に市民のレニー・ニコル・グッドさんが捜査官に射殺されたのに続き、24日も退役軍人病院の看護師アレックス・プレッティさんが犠牲になった。こうした事件を受け、全米で抗議デモが行われている。 「ICE OUT」のピンバッジを付けたビリー・アイリッシュは「Wildflower」で最優秀楽曲賞を受賞した後、「盗まれた土地(米国)に不法な人間などいない」とし、「ICEなんてクソくらえ」と主張した。 また、サブリナ・カーペンターやハリー・スタイルズら人気歌手に楽曲を提供するソングライターのエイミー・アレンも、ICE批判のピンバッジを付けてレッドカーペットを歩き、「この国で起きている見るに堪えない事態が多すぎるため、このピンに込められたメッセージは誰にとっても重要だ」と話した。