市原市消防局また懲戒処分3人 酒気帯び運転、淫行、パワハラ 本年度5人に

市原市消防局は10日、市役所で記者会見を開き、酒気帯び運転や淫行、パワハラ行為などを行った男性職員3人の懲戒処分を発表した。同局は不祥事が相次いでおり、本年度、懲戒処分を受けた職員は5人(非公表1件含む。監督責任除く)となった。 懲戒免職処分となったのは、1月27日に市原署に酒気帯び運転の疑いで逮捕された同市消防局姉崎消防署の消防士、久保碧葉容疑者(23)。禁じられている無許可の営利目的副業もその後判明した。 消防局の聞き取りでは家庭の事情で数百万円の借金があり、昨年11月から船橋市内のラウンジで月4回程度アルバイト。逮捕時は飲酒したアルバイト先から自宅経由で同消防署に出勤するまで酒気帯び運転したと認め「迷惑をかけた」と謝罪したという。監督責任で上司4人を訓告とした。 停職6カ月の処分を受けた10代の男性消防士は昨年7月、茨城県内のホテルで、未成年と知りながら18歳未満の少女と性行為をした。同県青少年健全育成条例違反容疑で家裁送致され、審判不開始が決定。消防局の聞き取りに事実を認め、今月10日付で依願退職した。 停職1カ月の処分を受けた30代の男性消防司令補は2024年10月、市原市のJR八幡宿駅東口ロータリー付近で、口論となった女性飲食店従業員の胸ぐらをつかみ転倒させるなどして背中などにけがを負わせた。女性が市原署へ被害届を出し、その後に示談が成立。千葉地検は不起訴とした。 また、この消防司令補は同年5~7月にかけて複数回、勤務する署内での訓練中、後輩の男性職員の頭をヘルメット越しに平手でたたいたり、すねを蹴ったりしたほか、「訴えるなら訴えてみろ」など威圧的な言動を行った。匿名の通報で発覚。監督責任で当時の上司1人を訓告とした。 市消防局では昨年、電話de詐欺の受け子役を務めた男性消防署員が逮捕され、有罪判決を受け懲戒免職処分となるなど不祥事が相次いでいる。10日の会見で善場吉洋消防局は「複数の不祥事を踏まえ研修を実施してきたが、その状況下で重大な不祥事が相次いだことは重く受け止めている。今後は、市民の信頼回復に向け職員の意識改革や職場改善などをより一層推進し、再発防止に全力で取り組む」と陳謝した。 (佐藤大介)

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