昨年10月、京都市山科区の民家で住人の寺田憲司さん=当時(81)=が現金などを奪われ殺害された事件で、強盗殺人などの疑いで逮捕された飲食業桜木清容疑者(55)=同区大塚元屋敷町=が寺田さん宅からスマートフォンを持ち出した後、被害者宅に戻した疑いがあることが27日、京都府警への取材で分かった。 桜木容疑者は昨年10月1日午前2時55分〜同6時ごろ、寺田さん宅に侵入し、何らかの方法で殺害し、現金数十万円やスマホを奪った疑いが持たれている。調べに対して黙秘している。府警によると、同容疑者は同7時ごろに寺田さん宅から第一発見者を装って110番していたという。 府警の説明では、寺田さんが殺害されたとみられる時間帯の後に、桜木容疑者がスマホを手に持って徒歩で自宅へ戻る姿が周辺の防犯カメラに写っていた。その後、同容疑者は自宅からオートバイで再び寺田さん宅に戻り、スマホを室内に置いたとみられるという。 寺田さんは普段、スマホをトートバッグの中に入れていたが、トートバッグは事件後、桜木容疑者が経営する居酒屋付近に捨てられていたという。府警は同容疑者が証拠隠滅を図ったとみて経緯を調べている。 府警は27日午前、強盗殺人などの容疑で同容疑者を送検した。