大阪府警泉佐野署(大阪府泉佐野市)の公用駐車場で2月、証拠品の車両内から金属製の物体が盗まれた事件で、府警は2日、この物体が見つかったと発表した。 車の関係者である20代の男が1日夜に弁護士とともに署へ出頭し、持参したという。 薬物対策課によると、押収した物体からは大麻のようなにおいがしているという。 車両内で見つかった当時は、ふたや計器が付属していたといい、府警は大麻の保管や大麻リキッドの生成に使っていた容器の可能性もあるとみている。 府警はこの男ら2人を、1日までに別の強盗致傷事件の容疑者として逮捕した。今後、署への建造物侵入と窃盗の疑いについても調べる。 逮捕されたのは、いずれも住居職業不詳の植林天靖容疑者(26)と小柳飛騎(しぶき)容疑者(24)。小柳容疑者が出頭した。 2人は2月17日深夜~18日未明に泉佐野市内の貸しガレージ内などで、金の貸し借りをめぐり、20代男性に暴行を加えてけがを負わせ、財布が入ったかばんなど13点(計3万7千円相当)を奪った疑いがある。 府警は現場に残されていた車両内から大麻とみられる植物片を発見。車を証拠品として署で保管していたが、2月19~20日の間に、車内にあった長さ約50センチの金属製の容器がなくなっていた。 付近の防犯カメラには、署に1人が侵入し、その後、数人が複数台のバイクで逃走する様子が映っていたという。 小柳容疑者は署への侵入と窃盗について「自分がやった」と話しているが、府警は他の人物が関与している疑いもあるとみて慎重に調べている。(黒田陸離)