【AFP=時事】イラン当局は2日、1月の抗議デモに関連して有罪判決を受けた10代の少年を処刑した。米イスラエルとの戦争が続く中、イランは処刑を加速させている。 ノルウェーに拠点を置くイラン人権NGOによると、アミル・ホセイン・ハタミさん(18)は、2月にほかの6人とともに首都テヘランの革命裁判所で死刑判決を受け、同郊外の悪名高いゲゼル・ヘサル刑務所で夜明けに絞首刑に処された。 司法当局系のウェブサイト「ミザン・オンライン」は、ハタミさんが抗議デモの最中に「軍事施設に侵入して破壊行為をして、そこに保管されていた武器を奪おうとした」とし、イスラエルと米国のために「国家安全保障に反する行為」をしたと伝えている。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、「10代の抗議者が恣意(しい)的に処刑されたことに激しく憤っている」とし、裁判は「著しく不公平」で、逮捕から1か月もたたないうちに死刑判決を受けたと指摘した。 生活費高騰への不満から始まり、やがて全国的な反政府デモへと発展した昨年12月末からの抗議活動をめぐって処刑されたのは、ハタミさんが4人目。今年1月8~9日に最高潮に達したデモでは、当局の弾圧によって数千人が死亡したと活動家は述べている。 3月19日には、抗議デモで警察官を殺害したとして有罪判決を受けた3人が処刑された。その中には、国際大会にも出場したレスリング選手のサーレ・モハンマディさん(19)も含まれていた。 また当局は今週、禁止組織「イラン人民ムジャヒディン(MEK)」のメンバーとして反乱罪に問われた4人の男性を絞首刑にしている。【翻訳編集】 AFPBB News