青森市で12月17日に発生した重傷ひき逃げ事件で、逮捕された男は車を運転していたことは認めているものの「人をはねていない」という趣旨の供述をしていることが、新たに分かりました。 青森市幸畑のパート従業員・工藤哲也 容疑者(56 )は、12月17日の朝に青森市横内の国道103号で軽乗用車で63歳の男性をはね、腰の骨を折るなどの大けがをさせたにもかかわらず、救護せずに逃げた疑いで19日に逮捕されました。その後の警察への取材で、工藤容疑者は車を運転していたことは認めているものの「人をはねていない」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。 この事件では、警察のこれまでの捜査で、19日早朝に市内でフロントガラスにひびが入るなどした工藤容疑者の白い軽乗用車を見つけ、押収しています。工藤容疑者の身柄は20日午後、検察庁に送られ、当時の状況や逃げた動機について本格的な捜査が始まります。