正社員の採用面接を受けた男性を東南アジアで特殊詐欺の「かけ子」にする目的で誘拐したなどとして、広島県警は17日、所在国外移送誘拐容疑などで、飲食店運営会社代表、前原里帆(32)=広島市安佐南区、元同社役員松本佑香(30)=同=両容疑者を逮捕した。 前原容疑者は否認し、松本容疑者は認めているという。 県警によると、同社は複数の飲食店を運営し、2人は求職者を東南アジアに送り込むリクルート役だったとみられる。県警は指示役がいるとみて捜査している。 逮捕容疑は2月上旬~3月11日ごろ、何者かと共謀し、昨年、同社の採用面接を受け不採用とした県内の男性(47)に「かばんを搬入する仕事になる」「報酬は30万円」などと言って、関西国際空港から台湾桃園国際空港に移送した疑い。 男性はその後タイに移送され、現地の日本大使館に駆け込んだ。