札幌の90代の男性から、キャッシュカード7枚をだまし取ったなどとして、31歳の無職の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都台東区に住む無職、相澤一馬容疑者(31)です。 警察によりますと、2025年12月16日、相澤容疑者と共謀する警察官を装った人物らが、札幌市西区に住む90代男性の固定電話に「あなたの持っているキャッシュカードが偽造されて犯罪に使用されています」「裁判所に提出する証拠品として預からせていただきます」「警察官を行かせるのでキャッシュカードを渡してください」などと複数回電話をかけました。 その後、警察官を名乗る男が90代男性の家を訪れ、男性とその妻の名義のキャッシュカード7枚をだまし取りました。 警察官を名乗る男は、その後、だまし取ったキャッシュカードを使って現金約165万円を引き出し、今回逮捕された相澤容疑者が現金を回収したとみられています。 ■「身に覚えがありません」と容疑否認 被害に気づいた男性からの「キャッシュカードをだまし取られた」という通報を受けて、警察が捜査を始め、防犯カメラの分析などから相澤容疑者を特定し、行方を追っていました。 その後、相澤容疑者は、2026年8月に、別の事件ですでに逮捕されていたことがわかり、今回の容疑でも逮捕されました。 調べに対し、相澤容疑者は「身に覚えがありません」と話し、容疑を否認しています。 また、共謀したとされる警察を名乗っていた男は、2026年7月にすでに逮捕されているものの、相澤容疑者とは面識がなく、匿名性の高いメッセージアプリでやり取りをしていたとみられています。 警察は、匿名流動型犯罪グループ「トクリュウ」による組織的な犯行とみて、捜査を進めるとともに、相澤容疑者の余罪や、さらに共謀者がいないかどうか調べを進めています。