ロシアのFSB=連邦保安庁が、北海道新聞の記者をスパイ容疑で逮捕したと発表しました。ロシア政府は「特派員を使って日本が情報収集を試みた」と非難しています。サハリン州に駐在する北海道新聞の男性記者が逮捕された問題。FSBは、日本の情報機関の指示で、市民からウクライナへの特別軍事作戦に参加した人数についての情報を集めていたなどとしています。北海道新聞の支局を家宅捜索したほか、モスクワに移送し、スパイ罪で摘発したとしています。ロシア外務省は、「日本が自国の特派員を我が国の安全保障を脅かす目的で情報収集に利用しようとしたことは遺憾だ」などとする声明を発表しました。茂木外務大臣「(ロシア当局に)情報提供を求めるとともに、事実関係を確認するとともに、人道的な配慮、公正公平な取り扱いについて申し入れを行っているところであります」これまで北方墓参の再開などを求め、ロシアを訪問してきた鈴木宗男氏は、午後3時ごろ、大使館を訪れました。鈴木宗男参議院議員「事実関係を可能な限り教えてもらうのと、何よりも(記者の)身柄を早く解放してもらうようお願いしてこようと思っています」なぜ、記者が拘束される事態となったのでしょうか。ロシアの軍事政策に詳しい専門家は。東京大学先端科学技術研究センター 小泉悠准教授「高市政権が成立した後にロシア側がかなり日本に対する姿勢を厳しくしてきたということの延長上なのかと思います。プーチン大統領が択捉島に突然行った。その後になって、日本政府がこの択捉島の件とは明確に関係はないと言ってますけど、対ロ制裁の強化を決めて、9個人と33団体に対して新たに制裁を課した。これに対する一種の報復措置というところがあったんじゃないかというふうに思っています」ロシアメディアによりますと、モスクワの裁判所は、男性記者について、12月12日までの勾留を認めたということです。北海道新聞は、詳細は確認中だとした上で、「記者の安全確保を最優先に対応している」としています。