香川県警は20日、県内で未解決となっている3件の殺人事件について、情報提供を呼びかけるキャンペーンを実施した。 対象の事件は、1997年3月に高校1年生だった真鍋和加さん(当時16)が殺害され、旧琴南町(現まんのう町)の山中で遺体で発見された事件▽97年12月、坂出市加茂町の自動車整備工場の事務所で松下菊江さん(当時65)が殺害された事件▽2005年3月、東かがわ市三本松の自宅で鯛谷(たいたに)明子さん(当時71)が殺害された事件。 キャンペーンは県内5カ所で行われ、JR高松駅(高松市)では県警本部の旭国雄刑事部長がチラシを配布。坂出市、東かがわ市、三豊市、琴平町でも警察官らが協力を呼びかけ、宮島広成本部長は真鍋さんの事件の現場付近を視察した。 それぞれの事件は発生から29年、28年、21年が経過している。遺族や関係者にはすでに亡くなった人もおり、年月が経つほど有力な情報も得にくくなる。 だが、希望はある。未解決事件をめぐっては、愛知県警が昨年10月、1999年に名古屋市で発生した殺人事件の容疑者の女(70)=今年3月に殺人罪で起訴=を逮捕した。26年越しの逮捕につながったのは、DNA型鑑定など地道な捜査だった。女は逮捕直後は容疑を認めたが、その後黙秘に転じた。 旭刑事部長は「新たな情報をいただき、基礎捜査から洗い直して解決への突破口を開きたい」と話した。 県警によると、2025年8月~26年7月、三つの事件について計26件の情報提供があった。逮捕に結びつく情報の提供者には、上限100万円の懸賞金が出る。情報は県警捜査1課(0120・120・016)へ。(松本敏博)