自作とみられる火炎瓶3本を中学校の外壁に向かって投げつけ、炎上させたとして、大阪府警平野署は20代の男2人を逮捕しました。火炎瓶の破片は、最長で15メートルほど飛び散ったということです。 火炎瓶処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、住居不定の建設作業員の男(27)と、大阪市平野区に住む職業不詳の男(24)の2人です。 警察によりますと、2人は共謀して、去年12月21日の午後8時35分ごろ、平野区の市立加美南中学の西側で、ガソリン入りの瓶に布を差し込んだ火炎瓶3本を中学の外壁方向に投げつけ、発火、炎上させた疑いが持たれています。 警察は、2人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと、火炎瓶の破片は最長で約15メートル飛び散り、周辺の地面が焦げましたが、けが人はいませんでした。 27歳の男と関連があるとみられる現場付近の倉庫からは、火炎瓶の作製に使った可能性のある灯油缶が見つかっていて、警察が詳しい動機を調べています。