宮城県名取市発注の工事を巡り、市都市計画課技術主査の佐藤源亮容疑者(32)ら3人が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された事件で、3人全員が容疑を認めていることが捜査関係者への取材で判明した。県警捜査2課は、佐藤容疑者が非公開の設計価格を漏らした経緯や動機について、さらに捜査を進める。 事件では佐藤容疑者のほか、土木建設会社「グリーン企画建設」専務、加藤均(63)と同社社員、斎藤忍(49)の両容疑者が公契約関係競売等妨害の疑いで10月14日に逮捕された。 佐藤容疑者の逮捕容疑は、市が2024年11月に実施した調整池の貯留容量を増やす工事の制限付き一般競争入札を巡り、同年9月下旬ごろから入札前までの間に、斎藤容疑者に設計価格を教示。同社に落札させ、公正な入札を妨害したとしている。 市によると、佐藤容疑者は事件当時、下水道課建設係の技術主査だった。逮捕容疑となった工事の積算は別の職員が担当したが、設計価格は積算システムのパスワードを共有する佐藤容疑者含む職員4人が確認できたという。市は再発防止策を検討している。【岩田優希】