寝たきり状態で老人ホームに入居していた妻の医療用呼吸器具を引き抜いて殺害したとして、千葉西署は28日、殺人の疑いで千葉市美浜区幸町1、無職、山口章容疑者(75)を逮捕した。 逮捕容疑は27日午前9時50分~同11時35分ごろ、同区幸町2の住宅型有料老人ホームの個室で、妻のたか子さん(74)の首に装着された生命維持に必要な医療用呼吸器具「気管カニューレ」を引き抜き、殺害した疑い。 同署によると、容疑を認めている。たか子さんは寝たきりで意思疎通ができない状態になり、今年6月に同ホームに入居。「これ以上妻に苦しみを与えたくない。妻を殺害した後に自分も死のうと思っていた」などと説明しているという。同署は死因が窒息とみており、詳しい状況を調べる。事件時は面会中だった。 看護師が定期的な巡回の際、首から器具の外されたたか子さんと容疑者を確認。同日午後0時45分ごろ、別の職員が「施設内で亡くなったと思われる入居者の夫が室内から出てくれず医師が死亡の確認ができない。医師から不審点があるので警察を呼んでくれと言われた」と同署に通報した。(渡辺翔太)