マイナカード偽造容疑で27歳再逮捕 中国にも拠点ある組織一員か

神奈川県警は5日、マイナンバーカードなどを偽造したとして、中国籍の無職、偉勒思容疑者(27)=東京都板橋区東山町=を有印公文書偽造と入管法違反(在留カード偽造)の疑いで再逮捕したと発表した。県警は認否を明らかにしていないが、「中国人の知人に誘われ、お金欲しさで加担した」との趣旨の話をしているという。 再逮捕容疑は今年7月5日ごろから8月30日ごろまでの間、容疑者の自宅でマイナンバーカード7枚と在留カード4枚を偽造したとしている。自宅からは偽造されたカード類約280枚、偽造の素材となるカード約1700枚などが押収された。中国からの国際郵便に入ったカード約600枚なども押収された。 県警国際捜査課によると、偉容疑者は中国本土にも拠点を置く犯罪組織の中で、偽造身分証を作る役割を担っていたという。 何者かがオンラインストアでスマートフォンを購入。偉容疑者が偽の身分証を作成し、それを用いて「荷受け役」が営業所止めのスマートフォンを受け取っていた。「回収役」がスマートフォンを転売。全体を統括する「指示役」がいたとみられる。偽造カードは、駐車場や空き地の石の下や土に隠したうえで、受け渡ししていたという。 2025年7月、横浜市南区の郵便局で荷受け役が荷物を受け取る際、偽造された運転免許証を使用。それを郵便局員が指摘したところ、カードを置いて逃げたことが事件発覚のきっかけとなった。 偉容疑者は今年8月31日と9月30日にも偽造有印公文書行使と詐欺の容疑で逮捕、起訴されていた。スマートフォンの不正購入や転売スキーム、中国側拠点との関係などの解明を目指して捜査している。【入学佳成】

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